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大阪南港を歩く

地下鉄コスモスクエア駅の北側に広がるシーサイドコスモは海辺の憩いの場だ。
大阪港の海遊館、観覧車やUSJ、大阪市環境事業局舞洲工場の煙突が望める。
さらに六甲の山並みや明石大橋、淡路島も見えるというが、あいにく曇り空で見えなかった。
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「なぎさ海道」を西に行くと古代船「なみはや」が展示されている。
長原遺跡高廻り2号噴から出土した船形埴輪をモデルにして復元された準構造船で、大阪港から韓国釜山への実験航海に出た。
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その向かいは「なにわの海の時空館」だ。
平成12年に開館してからリニューアルを経て、ついに今日(10日)で閉館になった。
水辺に浮かぶガラス張りの半円球の館内には、江戸時代に活躍した菱垣廻船を実物大で復元した「浪華丸」が展示されている。
皮肉なことにこれが存続を困難にさせたようだ。
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さらに西に大阪南港野鳥園がある。
展望塔や観察所からバードウオッチングが楽しめる。
湿地には水鳥の姿は見られなかったが、園内の林から鳥のさえずりが聞こえてきた。
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再びコスモスクエア地区へ戻る。
「咲洲キャナル」は海水を取り入れた運河で、その周辺で再開発が進んでいた。
親水空間として期待されているようだ。
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木津川飛行場の移転計画に伴って昭和8(1933)年に南港の埋め立てが始まった。
戦後、石油コンビナートを誘致するために昭和33年に再開された。
しかしその計画は頓挫して港湾や住宅用地になり、ニュータウンが次々と誕生した。
平成6年には貿易トレードセンター(ATC)、平成7年にはWTC(現在は大阪庁咲洲庁舎)が完成した。
地上256mのコスモタワー55階の展望台からは360度の眺めを楽しめる。
とりわけ夕陽の風景は格別だ。

ATCの海辺に広がる南港オズ岸壁は南国情緒あふれる空間として様々なイベントで賑わっている。
今日(10日)は「OSAKA防衛・防災フェスティバル2013」が開催されていた。
東日本大震災で活躍した野外入浴セット(写真)や浄水セットなどが展示され、自衛隊艦の見学が行われていた。
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参考:
大阪南港野鳥園
http://www.osaka-nankou-bird-sanctuary.com/

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