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住吉大社の「ウォータースポット」

毎年1月12日に住吉大社の摂社・若宮八幡宮で「湯立神事 (ゆたてしんじ) 」が行なわれている。
五穀の豊作を占うとともに豊穣を祈願している。
午前11時から社殿前に並べられた4つの大釜の前で、巫女が笛と太鼓の神楽に合わせて舞う。
各釜を塩で清め、米や酒を入れ、その湯を木桶に入れて神前に供えられた。
煮えた釜湯を笹で撒きあげると辺りは湯気で沸き立った。
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その社殿の横に「五所御前」がある。
垣内の玉砂利の中から「五」「大」「力」の書かれた小石を集めてお守りにすれば、体・智・財・福・寿の五つの力が授かるという「パワースポット」だ。

最近、「パワースポット」がブームで、住吉大社もその一つとして本や雑誌で紹介されている。
海の神である住吉三神を祀っており、古来から海上安全祈願などで全国から信仰を集めている。
地元では「すみよしさん」と親しまれ、毎年初詣での参拝者は全国有数だ。
約10万㎡(約3万坪)の境内に摂社、末社、祠が数多く鎮座している。
住吉大社のHPでは摂社四社、末社二五社、祠八社が紹介されているが、それ以上あるのではなかろうか。
「パワースポット」の住吉大社の「ウォータースポット」を訪ねた。

御本殿には四つの社がすべて西側に向けて鎮座している。
かつて西方には大阪湾が広がっており、海の神ならではの配置だ。
その内に元旦に「若水の儀」が行われている「神井」がある。
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住吉大社の象徴として有名なのが反橋(太鼓橋) だ。
橋を渡るのは神に近づくために罪や穢 れを祓 い清めるためだ。
反っているのは、地上と天上の神の国をつなぐ掛け橋として虹にたとえられているという。
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(撮影日2011.8.1)
橋の袂にある手水舎の水口は卯(ウサギ)の形をしている。
創建された日が卯月の卯の日だったことにちなんでいる。
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御本殿の北方に大海(だいかい)神社がある。
社前にある「玉の井」には海神より授かった潮満珠 (しおみつたま) を沈めたところだと伝えられている。
手押しポンプで井戸水を汲み上げる井戸に改修整備された。
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御本殿の南方に船玉神を祀る船玉神社がある。
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反橋の池の南東に龍社がある。
竜宮と呼ばれる海宮の伝説がある。
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石舞台のある池の南東角奥に水浪女神(みずはのめのかみ)を祀る御滝社がある。
「住吉禊の瀧」があるが、水の流れはない。
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若宮八幡宮の東側には海龍社や水や雨を司る神を祀る貴船神社がある。

参考:住吉大社
http://www.sumiyoshitaisha.net/


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