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「七夕のゆうべin四天王寺」へゆく

6日~8日、四天王寺境内で「七夕のゆうべin四天王寺」が催された。
大鳥居から極楽門に至る参道には七夕の吹き流し、極楽門から伽藍へ参道に全長27m、笹400本の「笹トンネル」に短冊が風に揺らめいた。
四天王寺七夕祭1.JPG
7日午後7時30分、「笹トンネル」の天井に設置された3万球のLED照明が点灯されると「天の川」が現れた。
四天王寺七夕祭2.JPG
『万葉集』には七夕を詠んだ歌が130首以上ある。
7月7日に織姫と彦星が天の川で出会う伝説は遅くとも7世紀後半に中国から伝来した。
その伝説に古代からの収穫祭を兼ねた祖先や神様を祀った祖霊信仰や中国から遣唐使によってもたらされた技芸上達を願う祭りの「乞巧奠(きつこうでん)」の日本と中国の信仰や行事が混ざって定着したという。
奈良時代には今の七夕の原型のような宴と祀りが宮内では行われていたという。
平安時代には供物台に野菜や果物、天の川に見立てた琴などを置き、五色の糸や梶の葉が飾られたとの記録もある。
江戸時代になって現在の七夕は五節供(ごせっく)とともに始まった。

今の七夕に見られる「五色の短冊」は金銀の針に五色の糸をつけて飾ったりしたこと、願い事を書くのは「乞巧奠」の名残だ。
かつては「七夕」を「しちせき」とか「なぬかのよ」と読まれていたが、「棚機(たなばた)」から「たなばた」と読まれるようになった。

七夕は7月7日が一般的だが、地域によっては約一か月後の旧暦の7月7日(今年は8月9日)に行われる。

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