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古寺シリーズ① 大安寺

毎年6月23日に大安寺で竹供養(癌封じ夏祭り)が行われている。
竹は古くから防腐作用があるとしてその皮や葉で包む餅やちまきなどの食文化を今日に伝えた。
その竹の徳を偲んで法要が行われている。
午後1時から本堂で、次いで境内の竹林に設けられた祭壇で供養法要が行われた。
また竹の植樹が行われた。
大安寺4.JPG
境内では薬効があるといわれる笹酒(ドライバーや子どもには笹水)が授与された。
大安寺5.JPG
水鉢に可愛らしいだるまの人形があった。
大安寺6.JPG
大安寺は真言宗の仏教寺院だ。
奈良時代には南都六宗の一つの三論宗寺院で、東大寺、興福寺と並ぶ南都七大寺の一つだった。
藤原京時代にはその前身となる「大官大寺」が天香久山の南方の明日香村大字小山にあった。
現在、南方に東西の二つの塔の土壇跡と「史蹟 大安寺塔趾」の石碑があり、かつての8万坪を有する広大な寺域を偲ばせている。
大安寺1.JPG
その北東部にある八幡神社も大安寺の寺域に属していた。
平安時代に大安寺の行教和尚が大安寺の鎮守社として宇佐八幡宮を勧請した。
その後、京都の「石清水八幡宮」を創建したことから「元石清水八幡宮」と称された。
その時にお供えする閼伽井の水(石清水)を得るために行教和尚が獨鈷で掘らせると清湛な水が湧き出たという。
そのゆかりの井戸が大安寺の北東方の御霊神社にある。
井戸の守神として高オカミ命や善女龍王命の水神が祭祀されたという。
現在は御霊神社として農業神や商いの神が祀られている。
石橋を渡った小社の奥の芝池の北堤の下に「神池」と「石清水(閼伽井)」がある。
残念ながら往時の姿を留めたものではないという。
大安寺2.JPG
大安寺3.JPG
参考:
大安寺
http://www.daianji.or.jp/



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