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深江橋から千間川跡を歩く

中央大通り深江橋交差点の北西角に西へ延びる遊歩道が千間川跡だ。
千間川8.JPG
千間川は明治初年にかんがい用水と農作物などを舟で運ぶために、平野川から中高野街道(東大阪市高井田)まで開削された。
川幅約10m、長さ千間(約1.5km) あったことからそう呼ばれた。
都市化で川の汚濁が著しくなり、水運としても利用されなくなったため、昭和42年から順次埋め立てられ、緑陰道路や公園に整備された。

平野川分水路・永田小橋を渡ると千間川みどり公園で桜並木だった。
千間川1.JPG
大正初期に建てられた木造家屋を複合施設として再生した町家には防火水槽や灯籠などがある。
千間川2.JPG
川跡と交差する今里筋に「千間川と緑橋」の案内碑がある。

平野川沿いの千間川公園付近で平野川に合流していた。
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中浜地区には地蔵尊が点在しており、その一つの南中浜子安地蔵尊はもともと大阪城内にあったが、明治18年の淀川大洪水で平野川へと流れてこの地に流れ着いたという。

「CARPE DIEM(カルペディエム)」は300坪の日本庭園を有する築60年の家屋で、絵画や彫刻などのアート企画展が開催されている。
写真は『草間彌生プライヴェート・インスタレーションと新作版画展』(2012年1月8日(日)~4月7日(土))の様子。
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(撮影日:2012.3.30)
周囲より高い白山神社の境内には大阪府の天然記念物に指定されているイチョウがある。
かつて平野川の堤防上にあった境内にはエノキやマツなどが茂る社叢となしていたが、今はこのイチョウが残るのみになった。
千間川4.JPG
中浜下水処理場は「サクラの通り抜け」で多くの花見客で賑わっていた。
高度処理水を導水した「せせらぎの憩いの広場」があり、滝や小川がある。
千間川5.JPG
城見橋付近で平野川は第二寝屋川に合流している。
千間川6.JPG
昭和44年に完成した第二寝屋川は、都市化で流量の増えた寝屋川水系を二分して長瀬川や楠根川などの南からの水を集めるために開削された。
参考:
CARPE DIEM(カルペディエム)」
http://www.carpediem-osaka.jp/jp/
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