SSブログ

熱中症を防ぐ!

19日、大阪産業創造館で開催された講演会『エコライフセミナー2016』に参加した。

<講演内容>
「おおさかの暑さを探る」
講師:気象庁大阪管区気象台 地球温暖化情報官 楠田雅紀氏

約120年前から現在までの平均気温が世界で0.71℃、日本で1.16℃、大阪で1.95℃の割合で上昇した。
大阪で高いのは地球温暖化と都市のヒートアイランド化だ。
今世紀末までには猛暑日の年間日数が近畿地方各府県で約15日程度増加する。
参考:
大阪管区気象台「大阪府の気候変動」
http://www.jma-net.go.jp/osaka/kikou/ondanka/ondanka-osaka1.html

「熱中症の発生状況と初期対応」
講師:大阪府立中河内救急救命センター 池側恭洋氏

スポーツ中の19才以下と日常生活で60才以上の高齢者に熱中症を発症例が多い。
また屋外の日陰よりも屋内の方が発症例が多く、重症化する。
発症した際は、頸や腋などに氷嚢を当てて水よりも経口補水液やスポーツドリンクなどの塩分を含んだものを摂取する。
日陰などで風通しの良いところで頸や腋などに氷嚢を当てて体温を下げる。
重症患者は救急依頼する。
参考:
環境省「熱中症予防情報サイト」
http://www.wbgt.env.go.jp/

「エアコンの上手な使い方」
講師:ダイキン工業株式会社空調営業本部 長澤恭子氏

ポイントは
・温度調節はスイッチのON、OFFではなくエアコンの温度調節機能に任せる。
その方が節電になる。

・室外機は日陰に設置するか、日除けで直射日光を防ぎ、吹き出し口をふさがない。
熱中症2.JPG
・太陽の熱を室内に入れないよう遮る。
カーテンやブラインドの色は白い方が効果的。
ツルのある植物で作った緑のカーテンは葉の気孔から水が蒸発するときに気化熱をうばって涼しくしてくれる。
参考:
ダイキン工業「エアコン節電情報」
http://www.daikin.co.jp/setsuden/

「熱中症対策に求められる飲料の機能性」
講師:大塚製薬株式会社学術担当 佐伯輝彦氏

熱中症予防の水分補給として0.1~0.2%の食塩と糖質を含んだ飲料が良い。
冷えたイオン飲料や経口補水液の利用が手軽だが、自分で作るには1リットルの水に食塩2グラムと砂糖を入れる。
糖を入れるは腸管での水分吸収を促進するためで腸管内でナトリウムが同時にあると速やかに吸収される。
「ポカリスエット」に含まれるクエン酸は疲れを軽減させる効果がある。
熱中症1.JPG
参考:
大塚製薬「熱中症からカラダを守ろう」
http://www.otsuka.co.jp/health_illness/heatdisorder/
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。