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枚岡神社の「お笑い神事」へゆく

23日、枚岡神社で「注連縄掛神事」が行われた。
これまでは25日だったが、天皇誕生日の「天長祭」に合わせられた。

主祭神の天児屋根命(あめのこやねのみこと)は初めて祭りを行って祝詞を奏上したという。
天照大神(あまてらすおおみかみ)が天の岩戸に隠れた際に、天児屋根命が岩戸の前で祝詞を奏上し、神々が大声で笑い続けて岩戸を開かせた、との伝承がある。
それに因んで笑うことで福を招き新年の開運を願う年末の神事として「お笑い神事」ともいわれた。
江戸時代以前に始まったといわれ、東大阪市無形民俗文化財に指定されている。
平成20年から氏子らだけでなく、一般の参詣者も参加できるようになり、今年は2000人超(報道による)の参詣者が広く参加した。

年末の予祝の行事の一つとして注連縄が掛け替えられる。
早朝8時半頃から氏子総代が白装束姿で新しい注連縄を作り、掛け替えた10時頃から神事が始まる。
宮司の「アッハッハー」の笑い声に続き3回笑った後、参詣者が20分間一斉に自由に笑い続ける。
「笑う門には福来る」といわれる。
20分間、笑い続けることで日常の嫌なことなどの雑念を笑い飛ばして新年の開運を祈願する。
お笑い神事1.JPG
11時からコンテスト「大笑い競べ(くらべ)」、やまと舞「やまとの季」の奉納、瓢箪山戦隊ショウフウジャーなどのショーがあった。
時代屋一座による大道芸は「ひょっとこ踊り」「正調・河内音頭」「南京玉すだれ」などが奉納された。
「どじょうすくい踊り」は三人の男で踊った。

島根県安来市の民謡の安来節(やすぎぶし)の「どじょうすくい踊り」は滑稽なおどりを含んだ民俗芸能だ。
踊りは大きく分けて「男踊り」と「女踊り」がある。
踊りの際にはザルを持ち、ピグ(腰カゴ)下げて、手ぬぐい(豆絞り)を頭に被って踊る。
「男踊り」に決まった形はなく、演者がアドリブで踊る。
男踊りのどじょう掬いはこの周辺の名産である安来鋼を作るたたら吹き製法の際に原料として使われる砂鉄採取の所作を踊りに取り込んだもので、「どじょう」は「土壌」であるという説もある。
どじょうは土壌の中に生息しており、「土壌」を掬いながら「どじょう」も獲れた。
一石二鳥の喜びがユーモアラスな踊りに現れているのではなかろうか。
お笑い神事2.JPG
この日は早朝から少し歯が痛かった。
そのため「お笑い神事」に参詣するのはやめて、12時30分からの「やまとの舞」の奉納に行くことにした。
ところが東高野街道から神社までの登り道を自転車に乗る元気がなくて、結局「やまとの舞」の奉納には間に合わなかった。
しかし大道芸の奉納が終わる頃には歯痛が治まっていた。
「笑い」の効用を実感した。

参考:
枚岡神社
http://hiraoka-jinja.org/

日本の大道芸・時代屋一座
http://genki365.net/gnkh17/mypage/index.php?gid=G0000072
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